- カラダ通信
- 2019.05.20
姿勢が崩れる原因は?(DNS Symposium )
【DNS Symposium パベル コラー博士 来日】
名古屋市東区のパーソナルトレーニングジム
アンバーラボの生駒です。
5月19日の休業日は東京医科歯科大学にて行われました、
世界的に有名なチェコ プラハスクールのDrパベル コラーの
ワークショップに参加いたしました。
以前もプラハスクールのマルティーナからDNSのレクチャーを受けていましたが。
今回は開発者である
小児科学・ 生理学の博士号を持つ理学療法医師であるパベルコラー博士。
オリンピックアスリートの室伏広治選手の治療方針を決定されていたり、
チェコの国立病院の様々な治療プログラムに
パベルコラー博士の治療方針が組み込まれているなどの話はよく耳にします。
今回はその治療プログラムの基になる
発育発達運動学、神経生理学、解剖・構造学的な講義を受けた後に、
実際のクライアントの方に治療プログラム・運動プログラムを処方する形の
ワークショップでありました。
パベル コラー博士の体系化され、科学的な知見に裏打ちされた理論は
臨床で即、活かせる内容でした。
パベルコラー博士の言う姿勢とは
『 常に動いている中で制御するもの』
静的および動的な活動下での各関節の肢位・・・と言っても
わかりにくいかもしれませんが
人間は動きながら常に中枢神経によって姿勢をコントロール
をしています。
【姿勢を悪くする原因5つ】
1、神経的な問題
2、習慣や癖(繰り返しカラダの誤った制御方法を知らずに実践しているケース)
3、解剖学的、構造的要素(成長過程や遺伝で一般的な構造から逸脱した骨の捻れ保有etc)
4、内科的な問題
5、心因的な問題
などが姿勢に強く関与します。
姿勢不良のクライアントの中には
上記の原因の中で2つ3つを併せ持った複合的な原因の方もいれば
1つだけで姿勢が悪い方もいると思います。
実際、弊社のお客様の中にも
姿勢不良の方は多いのが現状です。
運動や生活習慣の見直しで
側弯や猫背を改善する方も多くいらっしゃいます。
※健康診断の際に身長2センチ増加(本来の身長に戻った)などもよくあります。
悪い姿勢を放置する事で、今すぐに何か起こるわけではないですが
例えば
頸が前方に出て
↓
横隔膜の括約筋機能が低下(噴門部の締まりが悪くなる、逆流性食道炎のリスク↑)
↓
内臓を徐々に悪くするなど、
姿勢は見た目だけでなく、内臓の機能や筋の機能、骨の構造に至るまで
月をまたいで年をまたいでどんどん
体を蝕んでいきます。
今回より深く学んだ事で、予防的な観点、治療的な観点で皆様により良いサービスの
提供ができそうです。
本日からブラッシュアップさせカラダの悩みのある方々に対して
より良いサービスを提供いたします。
姿勢に悩む方はぜひ
アンバーラボへご相談くださいませ。
室伏広治さんとパベルコラー博士
今回一緒に受講したメンバーとパベルコラー博士とともに