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カラダ通信
2023.05.06

ストレートネックと胸椎との関係

スマホやデスクワークが

欠かせない現代。

その環境や運動不足などの

生活習慣から

ストレートネックの

悩みも絶えません。

 

頭部前方突出とは?

頭部前方突出とは

Forward Head姿勢のことを指します。

頭部前方突出姿勢の症状は

頸椎の生理的な湾曲が崩れ、

頸椎、肩甲骨周囲の筋バランスが

崩れ、首周りの緊張・こわばり

鎖骨の可動性低下を招き

姿勢不良を引き起こします。

(首こり・猫背・頭部前方突出)

 

 

頸椎の生理的な湾曲の修正をするには?

マッサージや、ボキバキ骨を整えてもらう

だけで改善することはありません。

 

頭部・頸椎・胸椎・肩甲帯

のカラダに対しての位置関係を

しっかりと修正する必要があります。

頸椎だけの問題ではなく、

相互に関連し合っている

形になります。

 

では頸椎の湾曲に影響を及ぼす部位は?

 

体幹の上部、頸椎に隣接する胸椎を

中心に考えることが大切になります。

 

体幹上部の質量中心は

胸椎7〜9(TH7-9)

に位置している

 

と言われており

 

頭部頸部の土台としての

「胸椎」

を考慮することが

構造的に変化をもたらす上で

必要になります。

 

ストレートネック→上位頸椎伸展位

パソコンやデスクワークなどに

見られる姿勢を見る分かりやすいですが

首上部の後ろの筋肉群

後頭下筋群などが常に使われ

 

頸部周囲の過緊張

筋群の疲労や短縮

 

が積み重なり、

上位頸椎の伸展位が優位に

なっている可能性が高いです。

 

原因として

・長時間のデスクワーク姿勢の継続

・スマホの長時間使用

・頸部深層屈筋群の弱化

・胸鎖乳突筋などの短縮・緊張

・下位頸椎・胸椎の可動性の低下

・腰椎・骨盤帯の不安定性

 

など、

ライフスタイルや生活環境の

変化が少ない、特に運動不足の方

に多く見られる傾向が

臨床的に感じています。

 

おすすめの修正エクササイズとは?

 

マット上で3Mポジションをとる

画像はPRAGUE School DNS Posterから参照

しっかりと前腕で地面を押し、

・胸椎伸展位の人は胸椎後湾を増強

・頸椎のエロンゲーション

・ネックパック(顔を後方に引く)

などが大切です。

 

チェアを使ったパイクアップ

 

 

リフォーマーでのロールオーバー

 

なども頸椎・胸椎も含めた

脊柱のコントロールエクササイズとして

背部の触覚や

体性感覚なども活性化しながら

行えます。

 

マットや床で意識の難しい方は

マシンで

カラダの気づきを高める

ことをオススメします。

 

上記は

カラダの気づきを高めるのに

オススメなエクササイズなので

しっかりと感じられるように

なりましたら

その後は

できればカラダを360度

全身を刺激するエクササイズを

行うことでより自在に

カラダを操れ、感覚的にも

構造的にも改善し、

姿勢が変化していきます。

 

ぜひ、ストレートネックに悩む方は

上記のエクササイズをオススメします。