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カラダ通信
2023.04.27

酸素をたくさん取り込むことが良い呼吸という誤った認識

姿勢不良や、肩こり、慢性的な痛み、

メンタルバランスの崩れなど

呼吸のバランスが崩れ、

息の吸いすぎ=呼吸過多=過呼吸

になっている可能性が高い。

 

 

呼吸のバランスの崩れで(過呼吸に)

 

姿勢不良
呼吸の際に肩が上に上がる
抹消血管の収縮による手足の冷え
あくびが多い
アレルギーにも影響

etc

慢性的な呼吸のバランスの崩れは

脳に対して酸素供給量の低下を

示唆します。

 

カラダ全体の不調やパフォーマンスを

低下させる根源ともなります。

 

 

ステファン・デメテル医師は論文の中で

長時間の過換気(24 時間以上)は、

脳を敏感にし、さらに 過換気を長引かせる

と述べています。

 

また呼吸で有名なButekyo博士も

単一の呼吸パターンが24時間以上続くと

その呼吸パターンを常にするべき呼吸

であるとカラダが記憶する

と述べていたそうです。

 

上記のように、

安静時でも慢性的にバランスの崩れた

呼吸パターンが継続されることで

脳機能の低下、筋の過緊張など

慢性的な心身の不調へと繋がります。

 

呼吸の大切なポイント二酸化炭素

 

 「二酸化炭素の量」が大切

多くの人が

「酸素をたくさん取り入れる」

ことが良いことだと思っておられます。

酸素は、赤血球のヘモグロビンと結合し

体内に存在します。

ですが、酸素とヘモグロビンは結合したままでは

細胞に届かず、

それを離す役割を持っているの

「二酸化炭素」

が必要になります。

※ボーア効果

 

慢性的な不調の鍵を握る呼吸

 

上記のように

「息をたくさん吸って酸素を取り込む」

ことから

「息をしっかり吐く、息を止められる」

ことで適切な二酸化炭素の量を

カラダに確保し

血中の酸素が脳に行き渡らない

という事態を起こさないようにすることが

大切です。

 

では、日常生活でのポイントは?

 

 

1 鼻呼吸の習慣化

Buteyko博士の呼吸訓練Buteyko法は、

鼻呼吸を習慣化することで健康や

呼吸に関する様々な利点をもたら

すことができるとされています。

正しい呼吸パターンや

呼吸の深さや頻度を調整することに

二酸化炭素量不足をコントロールし

代謝を改善し、ストレスホルモンの分泌を

減らすことができるため、

間接的に体重管理に役立つこと

とも言われています。

 

2 運動中も息をしっかり吐く、止める

 

運動中も呼吸の意識を高め、

最初から最後まで呼吸をコントロール

し続ける訓練することをオススメします。

 

3 安静時呼吸は体幹全体で行う

 

腹式呼吸の重要性が叫ばれて久しい

ですが、

できれば安静時は

肩をすくめる呼吸をなくす

ことをオススメします。

体幹全体を柔らかく使う呼吸

 

胸式呼吸

腹式呼吸

 

が合わさった

背中や側腹部も拡張し

正しく吐くこと。

そして、

 

体幹全体が柔らかく拡張する呼吸

 

を目指していただけると

日々の慢性的な不調や

パフォーマンス向上に

役立つと思います。

 

まとめ:日々の呼吸の心構えとして

 

組織や臓器に酸素を送り込む 

為に大きく呼吸するのではなく

小さく呼吸する。

 

息をたくさん吸うことを改め

 

「 空気のダイエット ]

 

を皆さんなさってくださいね。

 

AMBER LABでは

パーソナルトレーニングやリフォーマー

、チェアなどピラティスエクササイズ

を行う際も、徹底した呼吸訓練を

併用しながら

行う形になっています。

 

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