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カラダ通信
2023.04.29

太もも・外ももの張りは胸郭や股関節が関係する

太もも、外もも、腰のだるさなどの

反り腰症状が改善しない場合、

腰から離れた関節に留意する

必要があります。

 

ヒトは

各関節には役割があり※、

動作をするにあたり隣接

する関節の安定性が必要です。

※joint by joint 理論

 

背骨は

頸椎・胸椎・腰椎に

分かれ各々、骨形態などの形によって

得意な動きがあります。

特に胸椎は

胸郭を構成する背骨です。

 

胸郭とは?

 

胸郭は 胸椎・胸骨・肋骨 で構成され

屈曲・伸展・回旋と

多彩な可動性を有する部位となります。

しかし、臨床的には可動性が低下し

問題を起こす事もしばしば。

 

胸郭の動きが悪い、

胸郭可動性が低下することによって

反り腰などの姿勢のコントロールが

できなくなり、

また肩甲骨の可動性が低下し

巻き型や反り胸などの環境

が整ってしまいます。

 

股関節の可動低下は、、

また、股関節は球関節(臼状関節)です。

寛骨臼が大腿骨頭に覆い被さっている

為、肩関節よりは可動性は劣りますが

大きな可動域を有しています。

 

その股関節の

可動性の低下や安定性の低下

が起こると

代償的に太ももの筋肉の過活動

(特に二関節筋)

を招き太ももや外ももの張り

が強くなってしまいます。

 

もちろん

股関節の可動性低下

   ⇩⇩

股関節前面が硬くなる

   ⇩⇩

骨盤前傾・腰椎前弯増強

 

という骨アラインメント

やボディラインにつながります。

 

骨盤前傾や腰椎前弯が生じることで腹横筋が機能低下する

 

骨盤前傾や腰椎前弯

が生じることで、

腹横筋などの機能低下

が起き、

結果、背骨(脊柱)の不安定性

が起きると言われています。

 

腹横筋が働きにくくなることで、

姿勢のコントロールは上手く

行かなくなります。

腹横筋は思いのまま姿勢を

コントロールする上で、

動作初期に筋収縮が

必要となる筋です。

骨盤前傾や腰椎前弯によって

腹横筋が働きにくい=収縮が得られない

状態になっているのは

 

「 姿勢を正しくコントロールできない 」

 

という状態となります。

上記の状態は、

脊柱の椎間に過剰にストレスがかかり

椎間関節障害などの原因ともなります。

 

胸郭・腰椎骨盤帯の機能改善

 

大切なのは

胸郭と腰椎骨盤帯をユニット

として捉え、

可動性を向上

させる必要があります。

 

・胸椎や肋骨の可動性の向上

・股関節の可動性の向上

 

と合わせ、

 

・腹横筋

・横隔膜

・骨盤底筋

 

を活性化させながら

 

骨盤をコントロールするのに

一番重要な

もも裏のハムストリング

をしっかり使えるように

筋収縮感覚をえられるように

することが何より大切です。

そうすることで

反り腰や骨盤前傾、腰椎前弯

などの不良アラインメントに

対抗できる土台ができます。

 

反り腰や太ももの張りに

に悩む方は

胸郭や股関節の

可動性や機能改善をしながら

腹横筋や横隔膜なども使いつつ

ハムストリングを使えるように

なさってくださいね。

反り腰を有する腰痛の方にも

オススメです!