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栄養コラム
2020.09.16

花粉症対策は今からスタート!!

【花粉症対策は今からスタート!!】

9月も折り返し、朝晩には少し秋を感じるようにもなりましたね。

気が早いように思われるかもしれませんが

 

花粉症対策は今からスタートすれば間に合います。

 

 

要約すると花粉症は

 

・粘膜が弱くなり花粉が体内へ侵入しやすくなっている

・免疫細胞が花粉に対して過剰反応をしている

 

 

この2点が問題になり起こります。

 

 

花粉症起こるメカニズムは

 

  1. 弱くなった粘膜部分から花粉が体内へ侵入
  2. 花粉に対して免疫細胞(Th2細胞)が反応する
  3. Th2細胞から抗体産生の指令を受け取ったB細胞が抗体(IE)産生
  4. IgEがマスト細胞に結合し、そこに花粉が結合するとヒスタミンが分泌される
  5. ヒスタミンなど分泌された物質が花粉症の症状を引き起こす

 

このようになっています。

 

ヒスタミンは症状を引き起こしますが、抗ヒスタミン薬で症状を抑えようとするのは対処療法でしかありません。

 

12へのアプローチこそ根本解決に繋がります。

 

よって冒頭で挙げたように

 

☑粘膜の強化

☑免疫応答の制御

 

この2点に取組む必要があります。

 

 

粘膜強化に重要な栄養素は 亜鉛 です。

亜鉛が欠乏している場合、亜鉛の充足に23ヶ月程度必要と言われています。

 

そのため今から始めれば来年のスギ花粉シーズンに間に合います。

 

では肝心の「粘膜強化」「免疫の制御」のために重要な栄養素ですが、、、

 

・水溶性食物繊維(特にたまねぎがオススメです)

・亜鉛(これからの季節であれば牡蠣です)

・ビタミンA(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草)

・ビタミンD(舞茸、鮭)

・マグネシウム(納豆、豆腐、にがり、自然塩)

・たんぱく質(肉魚類)

 

この辺りになります。

追加するのであればω3(特にEPA)、アミノ酸グルタミンでしょうか。

 

食事プランについてですが、かねてからお伝えしているように「主食、主菜、副菜」が揃った食事が基本になります。

 

その中に上記の食品を取り入れていただくと良いでしょう。

 

しかし、既に症状を持っている場合は“食事療法”による食生活改善だけではなく、サプリメントも組み合わせた“栄養療法”が必要なケースが多いです。

 

 

食品はバランスよく栄養素を含んでいるため、欠乏症がある場合はその充足に時間がかかり過ぎる場合があります。

 

上記栄養素の中には食品だけでは十分には摂りづらく、ですが過剰症の心配がほとんどないのは水溶性食物繊維と亜鉛です。

 

食生活の改善を土台として、この2つをサプリメントで補うことは花粉症寛解の栄養療法の1stステップになります。

 

水溶性食物繊維を一気に摂りすぎると下痢を起こし、亜鉛を一気に摂りすぎると胃もたれが起こります。

 

その点に気を付けて、水溶性食物繊維と亜鉛を補ってくださいませ。

 

便秘が改善されたり、風邪をひきにくくなったり、思わぬ効果も得られますよ。

 

執筆:川合 智 ニュートリションアドバイザー

AMBER LAB(アンバーラボ)

パーソナルトレーニング/ ボディメンテナンス

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