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カラダ通信
2023.06.13

肩が痛い。肩の安定性を高める方法を構造的に解説。

肩が痛む人は多い

整形外科などで、

肩が痛むとインナーマッスルを

鍛えましょうと言われダンベルで

捻るエクササイズを指導を

受けた経験のある方も

いらっしゃると思います。

 

AMBER LABでパーソナルトレーニング

を受けるお客様は

ピラティスのトレーナーや

ヨガのトレーナーさんも

いらっしゃいます。

グループレッスンの際に

「肩の痛みを訴えるお客様が多い」

がアドバイスができない。

という悩みを抱えている

インストラクターさんが多く

今回は肩について記述します。

 

インナーマッスルを鍛えると解決するの?

肩の痛みがある場合

リハビリの現場でよく行う

インナーマッスルトレーニング。

ローテーターカフ(回旋腱板)

と言われる筋肉を鍛える事を

目的としています。

肩甲骨周囲ののインーマッスル

と言われる

肩回旋腱板は

棘上筋

棘下筋

小円筋

肩甲下筋

の4つを指しますが、

エクササイズとしては

チューブや軽いダンベルで

上記の筋を1つ1つ鍛えること

が臨床的に行われています。

本当にそれだけで

肩の痛みは取れるのでしょうか?

 

肩関節は5つの関節からなる

 

 

肩関節は

解剖学的な関節である

胸鎖関節・肩関節・肩甲上腕関節

機能的な関節(関節面を持たない)

第2肩関節・肩甲胸郭関節

の5つに分かれます。

 

多くの人は、

肩の関節の中の

肩甲上腕関節に注目しがち

ですがこんなに関節があるんですね。

肩関節の形状分類すると

球関節に分類されますが、

股関節の臼状関節と比べ

関節窩が上腕骨頭の1/3の為

関節唇や関節包で安定性を

高めていますが、

多くの筋肉が協調的に働き

安定性を確保しており

不安定になりやすい反面、

自由度の高い構造になっています。

 

臨床的には

肩甲骨周囲の筋が協調的に

働かない事で徐々に

痛みにつながるケースも

多いと感じます。

 

 

肩甲骨の周囲筋が協調的に働くエクササイズ

 

1つ1つのインナーマッスルを

個別に鍛えるよりも、

肩をより協調的に使う動き

 

 

赤ちゃんのハイハイやベアーポジション

と言われる四つ這いの状態で

 

肩周囲に圧迫・圧縮力を加えるエクササイズを

 

また、ケトルベルやダンベルを持って

 

引っ張られる・牽引される

動作に抵抗できるエクササイズも

大変有用です。

動作の度にケトルベルを地面に置いて

グリップを離すなどし、

回旋腱板に毎回違う刺激を与えたり、

重いものを持つ事を想起させ

予備緊張を引き起こすことも

重要とされています。

 

インナーマッスルトレーニング

だけではなく、

肩の機能や構造を考え

多様な動きに対して

負荷をかけるエクササイズを

オススメいたします※

 

※上記は1例で痛みや拘縮、

適切な評価をもとに行うことを推奨します。