ダイエットやボディメイクなどを
する際に姿勢や骨格のバランスをチェックして
行う事が必要ですが、
よく遭遇する「反り腰」「スウェイバック」姿勢。

↑左の女性は腰がそっている(スウェイバック)
上記のような姿勢を
修正、改善したい際に
“ お腹が出ているから腹筋運動でお腹を引っ込みましょう”
とフィットネスの現場で言われた事があるかもしれませんが
それだけでは改善は難しく
筋トレエクササイズやマシントレーニング
を行なうことでよりその姿勢が強化される
こともあるかもしれません。
反り腰のメカニズムを筋肉のバランスから解説

反り腰※ は ※反り腰の1パターン
下位交差症候群とも呼ばれ、
・腰部の起立筋と太もも前面の硬さと緊張
・腹筋群とお尻の筋肉群の筋力低下やうまく働いていない状態
が合わさって起きている事が見受けられます。
上記を修正するために、
腹筋運動をすることは必ずしも悪いことではないですが、
まずは、
なぜこのような姿勢になってしまっているか?
を考え戦略を練る必要があります。
・背骨(脊柱)をうまくコントロールできるか?
・お尻の筋収縮感覚が低下していないか?
・骨盤をうまく動かすことができるか?(3Dで)
・肋骨が開いて、呼吸は浅くないか?(胸腔・腹腔が3Dで拡張するか?)
・日常生活がデスクワーク中心で眼や三半規管への刺激不足になっていないか?
・踵の高い靴ばかり履いていないか?
・足部の構造は?(アーチの低下や外反母趾の有無)
など
反り腰・下位交差症候群に至った原因や生活スタイル
を一度確認していただき、
その原因が解決できるものであれば
それらにアプローチ。
そして、
下位交差症候群の筋バランスを筋トレで整える事が良いでしょう。
姿勢を点で見ないこと。可動域を正しく使えることが重要。
反り腰の改善には
筋トレだけよりも、ピラティスエクササイズが有用である
と考えるのは
・動作を主体として鍛え、筋肉や関節をコントロールする点
・働いていない筋や関節、感じる事ができない苦手な部分をうまく動かすことに
長けているエクササイズがある点
・関節の可動範囲を広くうまく使う事ができる点
などが姿勢改善に向いています。
反り腰を有している方は
まずは、カラダの全体のバランスを考え
動きの改善=姿勢を制御
する点に目を向けてエクササイズをすることを
オススメします。
ただ単に弱くなっている筋肉を強くすることではなく
姿勢を点で捉えることなく
動きとして捉え
無理なくその状態へ※ 移行できるよう
にする事が重要です。
※一般的に良いとされるニュートラルボジション
可動域を満遍なく使える中でニュートラルポジションは形成されます。
ピラティスエクササイズ等でうまく骨盤や背骨をコントロールし、
適切なニュートラルポジションを獲得しつつ合わせて
筋トレ(弱い筋肉)をすることを推奨します。
カラダがうまく使えない方や、運動不足で不安な方はマット上のエクササイズと
合わせ、カラダの感覚をえやすいリフォーマーやチェアなどの
マシンエクササイズがオススメです。
また、
反り腰とともに痛みや違和感がある方は
医療資格保持の専門家に助言を求めることを
オススメします。