プロが解説!お尻が使えないと姿勢、シルエットが崩れる理由。

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お尻が使えていない人は損

お尻のシルエットの崩れに悩む女性は

新規のクライアントの

要望としてとても多いです。

崩れる理由として

食生活のバランス欠如で

お尻の見た目の崩れは

言わずもがなですが、、

その他の理由として

お尻が使えない事も一因に。

上記は、

・運動不足

・日常生活における繰り返しの姿勢不良

などが原因に挙げられます

お尻が使えていないと

ファッションが楽しめない、

また太ももの前面(前もも)の張りや

緊張から抜け出せず、さらなる

太ももの肥大化・巨大化の一因となって

しまう可能性もあります、、、。

お尻のシルエットと骨盤の関係

フォースカップルという

言葉を聞かれたことはありますか?

フォースカップル (Force couple)とは?

ヒトは動作一つとっても、

単一の筋だけでは動作の遂行が難しく、

複数の筋が協調し一つの動作を遂行します。

関節を動かす為に協力し合う複数の筋群

をフォースカップルと言います。

例えば今回のお尻が使えていないケースを例にすると

1.骨盤後傾(大臀筋、ハムストリング、腹直筋)フォースカップル

ハムストリングや大臀筋などが優位となり

カラダの後から、

また前面の腹直筋が協調して

骨盤をうまく制御する土台となります。

この筋群のバランスを整えると

骨盤の後傾への誘導や

股関節の伸展方向への誘導

(大腿骨を後ろに蹴り出しやすくなる)

など

お尻が使いやすくなります。

2.骨盤前傾(脊柱起立筋、腸腰筋、大腿直筋)フォースカップル

反対に

脊柱起立筋、腸腰筋

大腿直筋(太もも前面)の筋群などが

協調することで

骨盤を前傾、股関節を屈曲(曲げる)

方向へ誘導しやすくなります。

このフォースカップルが

1.大臀筋、ハムストリング、腹直筋のフォースカップル

のグループよりも

著しく強い場合※、

(緊張が強い、短縮、過剰に働くなど)

お尻、股関節の後面を構成する

筋群が働きにくくなり

お尻が使われにくくなる

ことも考えられます。

結果、

お尻の筋肉が日常的に

使われない=発火しない

筋が肥大せず⇨張りのないお尻に

股関節が伸展×お尻の筋伸びる⇨お尻が垂れる

お尻の筋が使えるシステム構築の

鍵は骨盤や股関節を

いかにバランスよく働きやすくするかが

大切であるということです。

 

 

まずは股関節や腰部の緊張を解消へ

 

↑骨盤後傾させ脊柱起立筋を緩める、背中で呼吸をしっかり行う

1.まずはストレッチなどのリラクゼーション

まず、お尻が使えていないヒトに

多い

日常使われすぎている筋肉の代表格

大腿直筋

大腿筋膜張筋

脊柱起立筋

と言われる

筋群のリラクゼーション(ストレッチ・マッサージ)

をしましょう。

リラクゼーションの後は使えていない部分を鍛える

もちろん、

お尻が使えない問題は

リラクゼーションだけでは改善しません。

フォースカップルを考え

動きが出にくい筋群の

再教育(感覚的、神経促通)

をはかりながら

使えていない筋

働いていない筋

を強化していきましょう。

↑大臀筋を活性化するバックブリッジ

上記のエクササイズは

代償動作として脊柱起立筋を過剰に使った

フォームで行うと逆効果に。ご注意ください。

お尻の改善の前提として体幹が大切。

お尻の改善のポイントとして

横隔膜が動かない

肋骨の開きが強い

などがあるヒトは

お尻の問題解決と

並行して横隔膜や肋骨の問題を

解消することが

お尻が使えない、垂れてしまう

ことの根本解決に

大切になります。

骨盤や股関節の動きを理解していただき

お尻に悩んでいる方は

ストレッチと股関節、骨盤の

動きの制御・強化に

励んでみてください!