呼吸が浅く
肩こり、首の痛みがある方は
カラダの過緊張や反り腰
肋骨の開きが見られます。
上記のほとんどの方が
呼吸パターンの乱れが考えられます。
正しい呼吸方法とは?
正しい呼吸方法とは
「適切に横隔膜が働いていること」
であると考えます。
呼吸筋として
横隔膜が上下していることが
大切です。
そして、
肺そのものに肺を動かす骨格筋はありません
そのため、呼吸は横隔膜、
肋骨の間にある筋肉(肋間筋)
などによって行われます。
横隔膜はドーム状で
薄い筋肉と膜で構成され
胸腔と腹部を仕切っており、
呼吸で最も重要な役割を果たす筋肉です。
◯ 横隔膜は感じにくい
横隔膜には
筋紡錘と言われる
筋内のセンサーが少ないと
言われており、
横隔膜の状態を感知しにくい
とされています。
その為、
横隔膜を正しく働かせる為には
適切に骨のアラインメントを
整える為のエクササイズが必要に
なります。
肋骨の開きがあると呼吸が浅い
※理想の肋骨角度に関しては別のブログで記載
常に呼吸が浅いことでカラダの緊張が抜けなくなり
いつもカラダが硬いというヒトを
臨床で拝見する事が多いです。
特に呼吸方法で出現しやすい
首や上背部のコリ
を持つの方の多くが
横隔膜を上下することが
うまくいかず
肩をすくめる、肩を上げる
強制的に肺のスペースを
広げる呼吸法
を日常的に取り入れ、
状況になっています。
ヒトは1日に2万回以上
呼吸を行っており
その呼吸は
上記のような
肩甲骨を挙上させる
肩をすくめる呼吸のような
品質の低い
呼吸パターンとなっている為
腰痛や肩こり、背中の張りなど
反り腰などの姿勢パターン
に至るまで影響を与えています。
呼吸が浅いヒトはどうすれば良いのか?
横隔膜が使えていない人の多くが
呼吸が浅い
事に尽きます。
呼吸が浅い方は
「 息を吐ききれていない 」
方がほとんどです。
ヒトは
しっかりと息を吐くことで
血中の酸素と二酸化炭素の
バランスが整い
適切なガス交換(細胞内呼吸)
ができます。
呼吸のエクササイズや
ストレッチなどの軽い運動中には息を
優しく吐く事に重きを
置くことで
副交感神経を高め
自律神経系のコントロールに
役立てます。
様々な呼吸訓練がありますが
簡単に行う「 呼吸エクササイズ 」ポイントは
・優しく吸って、優しく吐くこと(重要)
・3秒で吸って→6秒で吐く→少し無呼吸→3秒で吸って・・・
を繰り返すことから始めましょう。
・そして背中が膨らむ・拡張することを感じましょう
上記をできれば鼻呼吸で行うことを推奨します。
(鼻で吸って、口で吐いても良い)
上記を就寝前などに習慣的に行い
副交感神経優位にする時間を増やす
ことでカラダをリラックスさせ、肩こりや
背中の張りなどの筋緊張を緩和
する習慣を1日の中で作っていきましょう。
睡眠の質の向上や、血圧などにも良い変化が出てくる
と良いですね。