分子栄養学から考える、身体のコンディショニング
季節の変わり目に感じる疲労感、倦怠感、集中力の低下。
こうした不調には、気温や日照時間の変化、睡眠リズム、自律神経系の働きなど、さまざまな要因が関係しています。
その中で、私たちが注目したいのが 「質的栄養不良」
という視点です。
▪️カロリーは足りていても、栄養は不足している?
現代の食生活では、必要なエネルギーを摂取できていても、
タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が十分でない場合があります。
これを栄養学的に考えるうえで重要なのが、
摂取カロリーだけでは評価できない「栄養の質」です。
例えば、ビタミンB群はエネルギー代謝に関わる補酵素として、
鉄は酸素運搬や細胞内のエネルギー産生に、
マグネシウムはATPを利用する多くの酵素反応に関与しています。
これらの栄養素が不足すると、
身体機能や運動パフォーマンスに影響する可能性があります。
▪️季節の変化と身体の適応能力
私たちの身体は、外部環境の変化に対して常に
恒常性(ホメオスタシス)を維持しようとしています。
季節の変わり目には、寒暖差や日照時間の変化に加え、
生活習慣や活動量の変化が重なることがあります。
こうした時期こそ、
睡眠、運動、食事を総合的に
見直すことが重要です。
ただし、
季節の変化そのものが
特定の栄養素の欠乏を引き起こす
と断定できるわけではありません。
大切なのは、不調を漠然とした
「季節のせい」で片づけず、
栄養状態や生活習慣を多角的に評価することです。
▪️AMBER LABが考える、本質的なコンディショニング
トレーニングの効果を最大化するには、
適切な運動刺激だけでなく、
身体がそれに適応するための栄養と回復環境が欠かせません。
AMBER LABでは、運動生理学や医学的知見を基盤に、
栄養、睡眠、身体機能を包括的に捉えることを大切にしています。
「何をどれだけ食べるか」だけでなく、
「身体が必要とする栄養を適切に満たせているか」。
季節の変わり目こそ、ご自身の身体を見つめ直し、
日々のコンディションを整える機会にしてみてはいかがでしょうか。
1.ビタミンB1とエネルギー代謝:米国NIH Office of Dietary Supplements。ビタミンB1が細胞のエネルギー代謝に不可欠であることを解説。
2.マグネシウムと細胞機能:米国NIH。マグネシウムが300以上の酵素系に関与し、エネルギー産生や筋機能を支えることを解説。
3.季節と睡眠・身体活動:2021年のシステマティックレビュー・メタ解析。季節によって睡眠や身体活動に変動が生じる可能性を報告。
AMBER LAB 代表トレーナー 生駒
医学的・科学的視点から、健康とパフォーマンスの最適化
を目指すパーソナルトレーニング・ピラティススタジオ