プロが解説!腰・背骨の手術後が不安。どんな運動をすれば良いか?筋トレやピラティスをする上でのポイント。(狭窄症・側弯症・ヘルニアなど)

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AMBERLABでは現在よりもカラダを強く美しく

されたい要望を持たれ通われている方が多い中、

カラダの痛み、姿勢不良、

など何かしらカラダの不調を

合わせて解決したい方も多いです。

その中でも今回は

手術後などの不安を解消したい方の例を挙げます。

手術後はどう運動すれば良いか?わからない人がほとんど

腰や背骨の大きな手術後※は

運動制限や装具固定期間も長く、

(※腰椎や脊柱の固定術を受けた方、脊柱管狭窄や側弯など脊柱運動制限が大きいオペ後)

自宅に復帰後も不安でどのように動いていけば良いのか?

医療機関にもよるが医師の指示

が細かくないケースもあり

装具除去後、脊柱への運動制限も解除され

医師や理学療法士から3つほど運動指導を

受ける程度で、具体的な指示なく日常生活復帰を

される方もみえます。

基本的に具体的な運動指導を受けることは少ない、

明確な指針もなく患者自体が

手探りな方がほとんどな印象を受けます。

どのように運動すれば良いかは手術の内容による

当たり前の話ではありますが、手術の内容によって

または経過によって、そして個人個人の現状によって

最適なエクササイズの内容は変わります。

例えば頸椎?腰椎?胸椎?のどこの動きを

手術によって止めたのか?

によって術後できる動きも変わります。

例えば、

脊柱管狭窄症で腰椎を複数の椎体間を固定(多椎間後方固定etc)

した場合、

腰椎の動きは基本的に回旋可動域が

構造的に少なく(腰椎のみの前屈40°後屈30°ぐらいとも言われる)

屈伸(丸まったり反ったりが中心の関節)

になりうる為、

第3腰椎〜第5腰椎を固定した場合

前屈を例に挙げると

25°前後の腰椎前屈が消失する形になります。

 

その為、術後注意しなければならないのは

手術した部位に隣接する関節(またはその付近の関節)

上記のケースでは

第2腰椎〜第3腰椎、第5腰椎〜仙骨(S1)の間の

・椎間板などへの負担が増加

・股関節への負担の増加

などが考えられます。

特に下位腰椎は腰仙角の前弯角度もあり

剪断力(すべり・ずれ)が生じやすい

構造になっている為

より一層の

・インナーユニット(腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群など)

・腹腔内圧のコントロール向上

・当該関節への負担を考慮した日常生活動作の理解や姿勢制御

などが求められます。

 

呼吸エクササイズに伴う腹圧のコントロールや、

ソフトコアエクササイズ。

様々な動作(3Dで)を腹圧のコントロールを含めて学習。

 

またはピラティスなどによって、胸椎や腰部周囲

股関節などの使えていない関節・筋肉を

感覚的に高めながら、

柔らかい滑らかな動きの構築する

など

一般的に多くの方が失った能力ともいえますが、

手術後の方はより一層

再獲得するべき能力であると考えています。

 

手術後は現状のカラダの理解と強化を合わせて行うことが必要

 

上記はあくまで1例、考え方の1つですが

多くの術後のトレーニング、リハビリに

携わる中で多くの方々が

どうすれば良いか?悩み、そしてほとんど何も

行っていない方を数多く拝見した中で

少しでも今より快適に過ごすには

どうすれば良いか?上手に患部周囲を守って

生活していくことが必要であるか?

手術後の方は考えていただき

エクササイズに励んでいただきたいですね。